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Flora Optima

― あなたの中の百人の名医を呼び覚まそう ―

貧血

貧血を自然に治す6つのステップ

今日は、貧血の対処法について見ていきたいと思います。

貧血とは、血液が「赤血球の不足または血中のヘモグロビン不足」になっている状態のことを指します。ヘモグロビンとは、鉄分豊富なたんぱく質で、ドーナツ枕のような形をしており、その存在のせいで血は赤色に見えます。ヘモグロビンは、酸素を肺から体の他の部分へ運ぶ「運び屋」の役割を担っています。

貧血には、鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、巨赤芽球性貧血、再生不良性貧血といろいろな種類があるのですが、今回は貧血の9割以上を占めるという「鉄欠乏性貧血」について述べたいと思います。

貧血になると、体は血液から十分な酸素を受け取れないので、酸素不足になり、疲れやすくなったり弱々しく感じたりします。ヘモグロビンはまた、出血したときに血を固まらせたり、感染と闘うなどの免疫力にも重要な役割を果たしています。

 

 

鉄欠乏性貧血の割合は特に女性で増加傾向にあり、また将来貧血になる可能性がある女性は、4人に1人(25%)ともいわれているので、日本人女性の半分が貧血ないし貧血予備軍と考えられるようです。

女性に貧血が多いのは、月経での出血・無理なダイエットや偏食が原因です。

鉄欠乏性貧血のおもな症状は、以下のようなものがあります:

・疲れやすい
・だるい
・立ちくらみ
・めまい
・動悸
・息切れ
・顔色が悪い
・頭が重い
・頭痛
肩こり
・爪が割れやすい
・口端が切れる
・集中できない、頭がぼーっとする
・手足が冷たい

覚えていてほしいのは、貧血は最初とても軽かったりして、一定期間、時に何年も自覚症状がないことがよくあります。しかし、貧血は時間が経つにつれて、特に要因が一つでない場合は症状が悪化していきます。ご自分の赤血球量が低いかどうかは、ヘモグロビンテストとともにヘマトクリットテストをすると分かります。

 

貧血の症状は、以下の6つのステップに従って治していくことできます:

  1. 脾臓に栄養を与える
  2. 腸の立て直しにプロバイオティクスを飲む
  3. 加工食品やジャンクフードをやめる
  4. 鉄分豊富な食品を摂る
  5. ストレスを軽減する
  6. サプリメントを取り入れる

 

ステップ1-- 脾臓に栄養を与える

脾臓って、肝臓や胃などに比べると存在感の薄い臓器で(^^;)どこにあるか、どんな機能があるかも知らない人が多いのですが、脾臓が健康でないと、最初に出る症状の一つが貧血になります。ということで、脾臓は貧血を治すキーとなる臓器なのです。

脾臓は腹部左上、肋骨のすぐ下の部分に位置しています。大きさは握りこぶしくらいでスポンジのように柔らかい、というのが特徴です。

脾臓の機能を簡単に説明すると:

  •  老化した赤血球を壊し、取り除く → 血液の若さを保つ!
  •  新しい赤血球をつくる (壊された赤血球の中に含まれる鉄分を回収し、骨髄に送る!)
  •  抗体をつくる(重要な免疫機能)
  •  血小板を蓄える(貯蔵量は全血小板の1/3!)

 

脾臓はぶっちゃけ、取り去っても命にかかわらない臓器です。ただ、免疫の働きに関与している臓器なため、なくなることで感染のリスクが高くなりますから、近年は例え手術してもできるだけ脾臓は温存しようとする傾向にあります。

以下のような食品は、脾臓に栄養をいきわたらせて貧血を自然に治していきます。

① スクワッシュやオレンジ色の根菜

それらには、カボチャや〇〇スクワッシュと言われるもの、サツマイモ、ニンジンなどがありますが、ともあれ明るいオレンジ色の食品群になります。これらは主に秋の収穫シーズンに採れますが、今は年中手に入れることができますので、そういうものを毎日の食事に取り入れるといいでしょう。

 

② 葉物野菜

脾臓に栄養を与えて赤血球の生産を増やす食品は、葉物野菜です。(ほうれん草、ケール、その他〇〇菜とつくもの)この中の、クロロフィル(葉を緑色にしているもの)が、ヘモグロビン増加にいいのです。これらも、日々の食事にサラダや炒め物として摂るようにしてください。 ただし、ほうれん草はシュウ酸が多いので、ゆでたり蒸したりしてから摂ってください。

 

 

③ 苦い野菜

例えば、パセリ、シソ、春菊、アルギュラ(ルッコラ)、コリアンダー(パクチー)なども、脾臓を癒す食品になります。また、苦い食品はカンジダ対策にもなります。

 

ステップ2ーー プロバイオテイクス(善玉菌)で腸機能を改善していく

ここで覚えていてほしいのは、「You are what you eat (あなたは食べたものでできている)」ではなく、「You are what you digest (あなたは消化したものでできている)」ということです。

あなたがいくらちゃんと食べているとしても、それを体がきちんと消化して栄養に取り込んでいなければ、鉄分も吸収できません。鉄分のサプリメントを摂っていても、いまいち貧血が治らないのはそういうわけです。

その場合、腸が「リーキーガット」である可能性が高いです。リーキーガットだと、鉄をはじめ他のビタミン・ミネラル(ビタミンB12やマグネシウム、亜鉛など)も十分吸収できません。

そこで、プロバイオティクスが腸を治す最初の鍵となってくるのです。

実際に最近スタンフォード大で発表された研究では、プロバイオティクスを摂った人は、体内のビタミンB群すべての数値が上がったと同時に、鉄分の値も上がったという事です。

ということで、

    「症状を治療するのではなく、根本原因を治療せよ」

 

ですので、リーキーガットと思われる方がよく私のところに相談されてくるのですが、往々にして鉄タブやマルチビタミン・ミネラル類のサプリメントを飲まれている。そういうのは、飲んでもあなたの腸ではまだ吸収できてないからお金の無駄だし、むしろ体に負担になっているだけだから、それらをいったんやめてまずは腸を治すことに専念してください、とよく申し上げています。

ちなみに、プロバイオティクスというのはサプリメントだけではなく、発酵食品全般を指します。(手作りケフィアや無糖ヨーグルト、納豆、ザワークラウト、自家製漬物など)

そういう食品も食生活に取り入れながら、サプリメントも摂るとさらに心強いです。サプリメントは、一日50~100 Billion CFUを摂っていくと、いずれ鉄分吸収を上げていきます。

 

ステップ3ーー加工食品やジャンクフードをやめる

特に、砂糖食品やカンジダを繁殖させるような食品です。

そう、カンジダと貧血は密接に関係があるのです。ですから、舌苔や喉の奥が白くなっていたり、その他真菌関連の症状があれば、それは体内にカンジダが増えすぎているというサインです。

なんと、

  「カンジダは、鉄分の吸収を阻害する」

という事が研究で分かっています。ですから、ここでも、良い食品を摂って悪い食品を排除することが大切になってくるのです。
もしあなたが、麺類、パン、シリアル、白米など、穀物系が好きでも、体内でそれらは糖に変わりますから、砂糖食品同様カンジダに餌やりしていることになります。

ということで、ちょっと甘味が欲しいなというときは、生はちみつや廃蜜糖(Blackstrap Molasses)を適量、またはステビアがベストな選択肢になります。

また、貧血に良くない他の食べ物として、チョコレート(ダーク)、ブラン、コーヒーやストレートティー、従来法の乳製品、清涼炭酸飲料水などがあります。(いずれも鉄の吸収を阻害する)

また、脾臓は冷たい食べ物を嫌いますから、キンキンに冷えた冷たいドリンクも避けるべきです。

 

ステップ4 ーー 鉄分豊富な食品を摂る

鉄分豊富な食品の代表格は、レバーです。特に、牛レバーや鶏レバーが最高です。牛レバーがまずくて苦手という事であれば、鶏レバーを、鶏肉と野菜と海塩も一緒に入れて煮込んで食べると、レバーがあなたのレバー(肝臓)機能を回復させることにつながります。

レバー以外でも、グラスフェッドの赤肉(牛、羊、バイソンなど)が手に入るなら、お勧めの食品です。

その他、貧血を改善する食べ物は、ビタミンCを多く含む野菜や果物(鉄の吸収をよくする)、廃蜜糖(鉄分が豊富)、ビール酵母(ビタミンB群が豊富、ベジタリアンやヴィーガンはレバーの代わりにこれを摂る)、ボーンブロスなどです。

 

 

ステップ5-- 日常生活のストレスを減らす

あなたに精神的ストレス、例えば悲しみ、怒り、慢性的な心配ごとがあるなら、悪い精神状態は体と関係ないように見えて、脾臓や肝臓の機能、その他臓器全体の機能を下げてしまいます。ですから、そういうものがあるなと感じたら、リラックスしたり、気心の知れた人と楽しむ時間を意識的につくる、また夜は十分寝るようにする、などが体内機能の充電・回復に重要になります。

 

ステップ6ーー サプリメントを摂る

食事も見直して、ある程度腸が良くなってきたかなと思ったら、サプリメントを取り入れるのもいいでしょう。 貧血にお勧めのサプリメントとして、ビタミンB群サプリメントがあります。特に、ビタミンB12と葉酸(Folate、ビタミンB9)が大切です。この場合、Folic Acid と書いてあるものは選ばないでください! Folateは天然から作られたビタミンB9、Folic Acidは人工的に作られたビタミンB9で、体が使えないで時に有害にさえなります。

また、直接鉄のサプリメントを摂ってもいいのですが、その場合は発酵させたものか、Enzyme-activated(酵素活性化させた)もの、またはヘム鉄(吸収しやすい動物由来の鉄)を選ぶようにしてください。ちなみに、鉄を摂りすぎると、鉄分の豊富な食品を摂ったときには起こりえない副作用(吐き気、嘔吐、腹痛、便秘)が起こることがありますので、撮りすぎには注意してください。

また中医学では、貧血は脾臓と関係が深いとされていますが、ハーブの中で脾臓を最もサポートするものが「朝鮮人参」です。

朝鮮人参(Ginseng)は、アダプトジェニック・ハーブ(ストレス適応のための薬草で、コルチゾール値を下げる)の一つとして有名です。それもサプリメントで摂るなどしたらいいでしょう。ちなみに、アシュワガンダ、ロディオラ、甘草(リコリスの根)、ホーリーバジル、冬虫夏草などもアダプトジェンになります。それから、ビーツも血流を増やして鉄レベルを上げる食品ですからお勧め食品です。

 

いかがでしょうか。一言で貧血と言っても、貧血の主な症状はさまざまで、何に起因しているかによって異なります。また、女性は思春期の生理の始まりや閉経によるホルモン変化や、妊娠、授乳でひどくなることも多いです。男性で貧血になる人は、どこか身体の異常がある可能性もある(消化器官内の腫瘍 、胃切除などによる鉄吸収不足によるものなど)ので、早めに専門の病院に診てもらって下さい。

 

 

トンプソン 真理子
在米20年のメディカル・リサーチャー&著作家。「すべての病は腸から始まる」「食で治せない病気は医者でも治せない」と唱えたヒポクラテスを師と仰ぎ、食と健康との深い関わり、大切さについて気づいてもらうべく日々発信している。 得意分野はリーキーガット、代表著書に「リーキーガット症候群」。

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