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良いか悪いか・シリーズ

牛乳は結局 体にいいか悪いか

乳製品は、近年、体に悪いという声がどんどん多くなっています。私自身は、乳製品は基本好きだし、ヨーグルトは特に体にいいと思っているので、普段自分で牛乳から作って毎日摂っています。 しかし、牛乳は? そこのところがずっと疑問で、もやもやしていました。それが、いろいろ調べていて、最近やっと自分の中ではっきりと分かった気がします。と同時に、現実の厳しさに、気持ちも暗くなってしまいました。

ミルクはいいのか、悪いのかーー? 結論から言うと、その両方でした。ミルクは、本来体にとてもいいスーパーフードだった!・・・ただし、熱殺菌されていなければ。

それでは、これから説明していきましょう。

 


市販されている牛乳は、普通は必ず熱殺菌されていますね。それは、アメリカの場合ですが 65度で30分から1時間、まあ普通は45分ぐらいされます。
その過程で、ミルクに含まれるほとんどの酵素は死んでしまいます。それと同時に、その中に生きていた良い菌もすべて殺されます。

もう一つの問題は、その熱殺菌をすることによって、ほとんどのアミノ酸やタンパク質が変質してしまうこと。そして、ビタミンやミネラルも壊されてしまうのです。カルシウムでさえ、体で「使えない形」のカルシウムに変えられてしまいます。

それから、もう一つミルクに加えられる工程は、ホモジェナイズ工程です。ミルクは普通、低温殺菌と同時にこのホモジェナイズ(脂肪球の均一化)ということをやります。そうやることによって、あとでミルクの脂肪分(クリーム)が浮いてこないように、分子レベルでバラバラに撹拌するわけです。

しかし、このホモジェナイズによってミルクは「酸化」てしまいます。これにより、よい脂肪は悪い「ニセモノの」脂肪へ変わります。言い換えれば、水素添加された油(トランス脂肪酸)と同じです。

(「病気にならない生き方」の新谷弘実氏の言っていた、牛乳はただの”錆びた油”となっているという言葉は、あながちウソでもなかったんですね)

熱殺菌によって起こるもう一つの問題は、乳糖の中の糖をβ乳糖に変えてしまうこと――それによって、血糖値は上がりやすくなります。
ということで、今日の加工されたミルクを飲むということは、砂糖を悪い油と混ぜて飲んでいるようだということ・

これに対して、元の生乳ではもちろん話が違ってきます。

生乳には、もともと体に必要なアミノ酸、タンパク質がすべて入っています。

免疫機能を上げて、消化を助ける善玉菌も多量に含まれています。

また、生乳にはビタミンD3というものが入っていて、それも免疫機能を上げてホルモンバランスを整えます

それから、CLA(共役リノール酸)と呼ばれるものも入っています。これは、痩せるサプリメントにもよく入っているものですが、脂肪を燃やして体重を減らす効果のあるものです。

まとめると、生乳の功能は

・善玉菌、生きた酵素、豊富な栄養を含む
・免疫機能の底上げ
・ホルモンバランスを整える
・脂肪燃焼 ⇨ 体重減少
・加工されていないからアレルギーが起こらない!

よく、ビタミンDを後から添加した牛乳も売っていますが、あれは人工的なビタミンD2で、それは心臓病につながります。

ちなみに、生乳に入っているのはビタミンD3です。

現在アメリカでは、17の州で生乳販売が許されていて、それはファーマーズ・マーケットとか自然食品の店、RealMilk.comでも買えるようですが、逆にカリフォルニア州などでは、禁止されていて、売った場合は牢屋行きなぐらい厳しいようです。(衛生上悪いという理由で

すごく厳しい現実ですね。。 100年前は、ハイジのように普通に飲んでいたものが、なぜ現代社会では難しいのか。

確かに、生乳は市場に流通させられないということがあります。私も買ったことがありますが、値段が普通のミルクの6〜8倍?な割には、5日もしないうちに腐ってしまいました。

あれでは、商業ベースに乗せられないと思います。

もう一つ、これは私が立てた仮説なのですが、市販の牛乳をしぼっている牛さんたちは、全部がそうだとは言いませんが、本来の食である草でなく、GMO飼料を食べさせられ、狭い不衛生なところに暮らしていますから、抗生物質をよく打たれている。

また、ミルクが良く出るようにと、rBGH(牛の遺伝子組み換え型成長ホルモン)を打たれていることで、腸がリーキーガットになっている可能性が高いです。

人間も、精製穀物、添加物・農薬のついた食品、抗生剤、ホルモン剤をよく摂るとリーキーガットになりますが、これは牛も例外ではないと思います。ちなみに犬もネコもリーキーガットになりますし、動物は、基本的にみな同じ生体構造です。

リーキーガットになると、体に病原体やばい菌、薬、大きな食べ物分子が腸から漏れだします。そんな牛さんのミルクを人間が飲むとどうなるかーーアレルギーを起こしますね。

そんな飼育ですから、商業乳牛たちは長くは生きれずに、42ヶ月でファーストフードのハンバーガーのお肉になります。

【結論】

「牛乳は本来、素晴らしい完全栄養食品である。ただし、育てられ方がグラスフェッドで、過密飼育でなく、薬もGMO穀物も与えられていないなら。そして加工過程でも、加熱殺菌せずにホモジェナイズ加工もしなければ

・・って、そんな牛乳がどこにありますか? 日本では特に、99.99%がそんな牛乳ではないでしょう。(日本では現在、おもいやり牧場から販売されている「おもいやり牛乳」のみが生乳)

だから、牛乳悪玉説が言われるのも今は納得します。

牛乳も、えん罪だったのですね。

ところで、アメリカでは、何と今では「人の母乳を出す遺伝子組み換え牛」が誕生しています。 赤ちゃんや幼児が、アレルギーを起こしにくいミルクを作るという名目で。

そういう最高の「スーパーフード」である生乳を禁じておいて、こんなGMO牛からのミルクは、子供に飲ませてOKだというのです。

その危険性はまったく未知数だというのにー!

これがどれほど狂気の沙汰か、皆さんもお分かりでしょう

熱殺菌がアレルギーを起こしている張本人なのに、これでは本末転倒ですね!

私にはこの牛の方がよっぽど不自然だと思います。

ああ、ハイジの時代に生まれたかったなあ。。なんとも、やっかいな時代ですね。

トンプソン 真理子
在米20年のメディカル・リサーチャー&著作家。「すべての病は腸から始まる」「食で治せない病気は医者でも治せない」と唱えたヒポクラテスを師と仰ぎ、食と健康との深い関わり、大切さについて気づいてもらうべく日々発信している。 得意分野はリーキーガット、代表著書に「リーキーガット症候群」。

3件のコメント

  1. こんにちは。いつも参考にさせていただいています。

    スピルリナを使っていますが、調べていくうちに、他のサイトで自己免疫疾患の人は控えた方がよい、という一見矛盾する記述を見たのですが、いかがでしょうか。

    友人の娘が再生不良性貧血でスピルリナを飲んでいますが、不安から中断しています。

  2. 牛乳は良くないのが良く分かりました。
    無糖のヨーグルトはどうなのでしょうか?

    1. 無糖のヨーグルトはいいですよ。発酵食品は別物と考えてください。もちろん、無糖に限りますが・・

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