大豆食品は、近年までずっと健康食品として脚光を浴びてきましたが、ここにきて、実は健康に良くなかった?!と言われ出し、物議をかもしています。 あなたも、本当のところはいいの?悪いの?と混乱してしまっているかもしれません。
しかし、本当のところーー大豆がいいか悪いかは、その食品の形態によるようです。
それには、大豆の歴史から見ていきましょう。
日本人は、長いこと大豆製品を多く摂ってきましたが、
アメリカでそれが一大ポピュラーになったのは、1995年に、モンサントが遺伝子組み換え大豆の生産に乗り出した時からです。
1997年には、全大豆製品の8%がGMO(遺伝子組み換え作物)でした。
それが、2010年にはなんと、全大豆製品の93%がGMOになりました。
わずか13年の間に、大豆のほとんどがGMOに取って代わられてしまったというこの事実・・。
ということで、GMO食品は是が非でも避けるべき、そして、豆乳・豆腐の類いは、何も書かれていない限りGMO大豆から作られている可能性が非常に高いです。
ところで、国内の大豆自給率は6%! このうち食用における国産大豆の自給率は21%、8割が海外輸入、その主な輸入先は、1位が北米で7割です。ということは、半分以上がGMO大豆? でも、味噌でも納豆でも「遺伝子組み換えでない」と書いていあるのが大変多いことを考える時、またどこかで偽装があるのでは?と思ってしまうのは私だけでしょうか。
(実際法律上、5%以下の”意図しない混入”は、「遺伝子組み換えでない」と書いても良いことになっている)
もう一つ、大豆はそのまま食べると、まだそれほど健康へのマイナス効果はありませんが、
砂糖と同じで、それを加工してそれだけを抽出したとき(豆乳など)に、問題になってきます。
つまり、大豆の中のフィト・エストロゲン(植物性エストロゲン)が、乳がんや心臓病に結びついていると言われています。
また、女の子の第二次性徴がかなり早い時期から現れたり、女性的な性格の男の子が増えてきたり(草食男子も?!)していることも考えますと、豆乳のような加工食品は、男性のテストステロン(男性ホルモン)を下げて、エストロゲン(女性ホルモン)を上げますから、こういった食品は出来るだけ避けるべきです。
また、大豆から作られている、赤ちゃん用の粉ミルクがありますが、それを子供が飲むと、なんとそれは、経口避妊ピルを10個飲んでいるのと同じだということです。(Dr. Joseph Mercolaの研究より)
それを飲むぐらいなら、生乳の牛乳やヤギ乳、アーモンドミルク、ココナッツミルクなどを摂った方がずっと体に良いでしょう。
一方、大豆すべてが悪いという訳ではありません。
大豆は発酵させた時に、体にとても良いものに変わります。
日本には昔から納豆や味噌、またインドネシア発祥のテンペがありますが、それらを摂ると多くのメリットがあることが分かっています: 抗ガン効果、心臓病予防、抗糖化、消化を良くして免疫力を上げる、など。
なぜなら、大豆を発酵させた時にそれは善玉菌を多く含むプロバイオティクス食品になるからです。
ですから、納豆などを食べると、良質のタンパク質を取れると同時に、プロバイオティクスも摂っていることになる。
もう一つ、納豆の素晴らしいところは、ビタミンK2を含んでいること。
ビタミンKは、骨密度の高い骨を作ってくれます。また、抗ガン作用、血をサラサラに流して詰まらないようにしてくれるなど、大切な役割を持つものです。
【結論】
・豆乳のような、加工されたGMO大豆食品を避けること。
・発酵された大豆食品は、GMOでないことを確認して積極的に摂ったら良い。