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「アシュワガンダ」ーー今世界が注目する、アーユルヴェーダからやってきたアダプトジェニック・ハーブ(ストレス適応ハーブ)

もしあなたが、エネルギーを回復したい、若く見られたい、病気を治したい、と思っているならーーアシュワガンダはまさに持ってこいのハーブかもしれません。これからご紹介するように、アシュワガンダの効能はそれはそれはすごいのです。大体、「アシュワガンダ」ですよ? 名前からしてとてもパワフルそうではありませんか(笑)

アシュワガンダは、アーユルヴェーダ医学ではアダプトジェン(ストレスに対処できるもの)として人気がありますが、それはコルチゾールレベルを下げたり、甲状腺ホルモンのバランスを取るという素晴らしい成果を上げているからです。
ちなみに、アダプトジェン・ハーブには他に、Holy Basil(トゥルシ―・葉)、Licolice(甘草・根)、Rhodiola Rosea (ロディオラ・根), Chinese Gingseng(朝鮮人参・根)、Astragalus(キバナオオギ・根)、Cordycep mushrooms(冬虫夏草)などがありますが、Ashwagandhaは、その中でもトップに君臨するぐらいに強力なものです。
インドでは、アシュワガンダは病気後に免疫機能を強化するために伝統的に使われてきたため、別名「インドの朝鮮人参」とも呼ばれています。アシュワガンダはまた、そのスタミナ(性的能力も含め)を底上げする能力と、ストレスを軽減するという類まれな特性により、「種馬パワー」と言われたりもします(笑)

今までに200以上の研究がなされてきたアシュワガンダの効能とは:

◎ 甲状腺機能の改善
◎ 副腎疲労の治療
● 不安や鬱を軽減する
● ストレスに対処する
● スタミナと耐久性を上げる
● ガンを予防・治療する
● 脳の細胞委縮を緩和する
● 血糖値を安定させる
● コレステロールを下げる
● 免疫力を底上げする

ここでは、アシュワガンダの効能を大きく、甲状腺と副腎腺をを癒す、気分とエネルギーを上げる、がんを予防する、脳の健康をサポートするという点においてお話ししたいと思います。


1.アシュワガンダの甲状腺機能への効能

アシュワガンダは、甲状腺機能を改善するという点においては、もうスーパースター並です(笑)アダプトジェンがどのように作用するかはまだ科学で完全に解明されていませんが、特にホルモンを整えるという点において、非常に効果があることが分かっています。ちなみにアシュワガンダの場合、「アルカロイド」という天然の有機化合物がその作用に関係しています。アシュワガンダのようなアダプトジェン・ハーブの特筆すべきところは、甲状腺機能低下症と甲状腺機能亢進症両方に効くということです。橋本病のようなあまり活動していない甲状腺もサポートする一方で、バセドウ病のような活発に動きすぎている甲状腺も改善するのです。このように、アダプトジェン・ハーブの素晴らしい点は、ホルモンバランスが高くても低くても、それを正常な状態に戻してくれる、というところにあります。(薬にはそんな特性はありませんね?)具体的に言いますと、マウスによる20日間の実験では、アシュワガンダを与えられたマウスのT3とT4が測定されました。そこで、血清T4における著しい増加により、このハーブが活動していない甲状腺を刺激したということが分かりました。 また、細胞を傷つけるフリーラジカルを貪食することによって、脂質過酸化反応を大きく抑え込んだことも証明されました。

世の中には現在、甲状腺問題で悩む方が何万人もおられますが、(それに気づいていない人も多くいますが)、このようにアシュワガンダは、彼らにとってまさに探していた解決策となる可能性が非常に高いのです。

2)アシュワガンダによる副腎の若返り作用

アシュワガンダは、副腎疲労や慢性ストレスに打ち勝つのを助けるという点において効果があることが分かっています。
副腎腺は、ストレスに反応してコルチゾールやアドレナリンのようなホルモンを放出する内分泌腺です。
もしあなたに感情的、肉体的ストレスがありすぎて副腎が過剰に働かされると、副腎は疲弊してしまい、プロゲステロンなどの他のホルモンも出にくくなります。それが不妊やDHEA(デヒドロエピアンドロステロンという若返りを担う男性ホルモン)の低下につながって、それが老化を加速させます。

研究ではアシュワガンダがコルチゾール値やインスリンへの感受性を改善し、ホルモンバランスを自然に整えることが分かりました。ちなみにこのホルモンの改善は、抜け毛への目に見えるような歯止めにもつながります。

3)脳における効果

感情的、肉体的、化学的ストレスは、すべて脳や神経系にダメージを与えていきます。最近の研究では、アシュワガンダの効果は単にストレスを軽減するだけでなく、脳を変性(劣化)から守ってアルツハイマー、鬱、不安などの症状を改善することが分かりました。
アシュワガンダが脳を癒すという点で大変効果がある理由の一つが、老化を起こすフリーラジカルをやっつける、強力な抗酸化物質を含むというところにあります。

先ほども少し述べましたが、
天然の抗酸化物質であるビタミンEやC、ベータカロチン(ビタミンA)はアルツハイマーの発生時と進行時において発生するフリーラジカルを貪食するのに効果がありますが、研究ではアシュワガンダのこの「脂質過酸化反応への阻止効果」が、どの一般的な抗酸化物質よりも強力であるということです。(マウスの実験で、脳の変性時に起こるアミロイド血栓の減少に実際効果があった)

4)気分を改善する

今では、アシュワガンダが不安症や鬱の治療にも効果があるという証拠もあります。事実、最近の研究ではロラゼパム(ワイパックス)やイミプラミン(トフラニール)のような一般的抗うつ剤 と比べても副作用なく効果がありました。
アシュワガンダの素晴らしいところは、「この副作用なく」というところにあります。(製薬としての抗うつ剤や精神安定剤は副作用が著しいため)

5)ガンを予防・治療する

アシュワガンダ・エキスの効果は、がんの予防・治療にも明るい展望を見せてくれています。ある研究では、アシュワガンダのエキスに強力な抗腫瘍効果があることが分かりました。 それには、ガン細胞の増殖(特に一番多い乳ガン、肺ガン、大腸がんで)を阻止することが証明されています。

その理由は、アシュワガンダにはその免疫底上げ能力と抗酸化作用によって、ガンの成長を防ぐからと言われています。
またアシュワガンダを摂ることで、免疫力が強化されて病気や有害な侵入者から体を守る白血球が増加することも関係するようです。 それから、アシュワガンダがガンを防ぐもう一つの理由は、悪性腫瘍に栄養を与えてしまうガン細胞周辺の血管を作らせない ことにあります。

また、がん細胞を成長させないことに加えて、アシュワガンダがもうできてしまったガンに対する、抗ガン剤による化学治療への有効な手段にもなり得ることが認められています。エキスを摂ることで、化学治療中に下がってしまう免疫力を上げてくれるからです。

アシュワガンダの素晴らしい点はここにありますーー アシュワガンダは、抗ガン治療の一番大きな懸念事項(体内の白血球数が減って、感染などに無防備になること)に対応してくれるのです。

ですから、多くのガン専門家が、今やがん予防のためと同時に抗がん治療に平行して摂ることを勧めています。実際、いくつかの研究ではがん患者においてアシュワガンダ摂取だけでガン縮小の現象が観察されたということです。

 

6)スタミナと耐久性の増強

研究では、アシュワガンダが脳機能を研ぎ澄ませて痛みを軽減することで運動中の耐久性を上げることが分かっています。脳において、落ち着かせながらも活力を与える効果、そしてストレスホルモンを下げる能力によって、アシュワガンダは集中力、やる気、スタミナのどれも改善することが分かっています。マウスの実験では、アシュワガンダを与えられたマウスが、与えられていないマウスの2倍の距離を泳いだということですが(笑)、人間でも同じことが起こるだろうと信じられています。

またアシュワガンダ・エキスは、エネルギーレベルを安定させると同時に、筋肉や関節の痛みも軽減することが証明されていますから、それがアスリートに最適なサプリメントであること、また痛みであまり動けない人たちに摂ったら良いサプリメントにもなっています。

【アシュワガンダの摂取量】

このように、アシュワガンダは、いくつかのとんでもない効能をもった「ストレス適応のスーパースター」であることが分かります。(解毒のスーパースターはマリアアザミ(Milk Thistle)、ストレスにはAshwagandha(アシュワガンダ)、と覚えてくださいね!)

これを、健康的な脂質、タンパク質、繊維質たっぷりの食事とともに一日に1,2回500㎎摂ることをお勧めします。もちろん、食生活から穀物や砂糖を除いていくことも大切です。

これらの食生活の変化とともにアシュワガンダを摂ることで、老化をゆっくりにする、ストレスを緩和する、ホルモンのバランスを取る、エネルギーの底上げをする、神経系の健康を改善することにおいて今後、素晴らしい結果が期待できることでしょうー!

【追記】アシュワガンダは、日本国内では2013年以降に厚生労働省に定められる「医薬品の範囲に関する基準」の改正から指定医薬品となり、国内ではサプリメントや健康食品として流通できなくなりました。

その理由は、アシュワガンダに含まれるステロイドラクトンに「ウィザフェリンA」が入っているためです。ただし、海外からの輸入品は購入できます。

なぜ、ウィザフェリンAが入っているとダメなのか・・それは、それに抗腫瘍活性効果があるためです。つまり、免疫力を高め、がんを予防や抑制する効果が期待できます。それなら、なおさらいいじゃないか!と思うのですが、これはサプリメントが薬ほど効いては製薬会社が困る、ということでしょうか。

【参考資料】
https://draxe.com/ashwagandha-proven-to-heal-thyroid-and-adrenals/

https://tatta.jp/ashwagandha-w/

「アシュワガンダ」ーー今世界が注目する、アーユルヴェーダからやってきたアダプトジェニック・ハーブ(ストレス適応ハーブ)」への4件のフィードバック

  1. 初めましてアシュワタンガに興味があるですが、ハワイに滞在しています。在庫は、ありますか?

    1. はい、ありますよ。 ハワイに発送したらよろしいでしょうか?  

  2. アシャワガンダを購入したいのですが日本への発送は可能ですか?

    1. はい、当店にて可能です。
      https://floraoptima.shop/product/sleep-optima-2

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