
【 副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)を治す3つのステップ 】
さて、それでは実際どうやって治していくかについてです。
副腎疲労の治療には、体と心のストレスを減らすこと、毒素を排除すること、ネガティブな考えを避けること、そして体に、良い食べ物とポジティブな考えを入れてやることが挙げられます。それらを大まかに3つのステップに分けて説明していきますね。
1.副腎疲労ダイエット
副腎の回復のどのようなケースでも、食事は非常に大きな要因を占めます。
副腎機能をサポートしてくれる食品は数多くありまして、それらは副腎にエネルギーを補充してくれるので、体は健康な状態にまた戻ることができます。しかし、まずその前に自分の環境から消化に悪い食べ物や、毒素・化学物質を取り除くことを忘れてはなりません。
要は、自分の副腎に負担をかけるものはすべて排除していくということです。
避けるべき食品は:
▶ カフェイン: これは睡眠サイクルの邪魔をし、副腎が回復するのを難しくしてしまいます。もしコーヒーやカフェインの入ったドリンクを飲まなくてはいけないのなら、正午前の午前中に量を限定して摂ってください。(カフェインは摂ってから12時間体に作用するため)
▶ 砂糖や甘味料: これは、異性化糖(一般にブドウ糖果糖液糖と言われるもの)や人工甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロース)も含まれます。甘い食べものや、シリアル、キャンディ、お菓子、など。 砂糖は多くのパンやソース、ドレッシングにも含まれることも覚えておいてください。余分な砂糖をできるだけ摂らないようにしましょう。代替えとして生はちみつやステビアの利用は良いです。
▶ 加工食品、電子レンジ食品: ほとんどの加工食品や電子レンジでチンしたらいいだけの食品は、消化が悪かったり体のエネルギーや消化サイクルを消耗させる添加物やかさましするものが多く入っています。スーパーの一番外側の陳列棚でものを買うようにして(内側の棚には概して加工食品が置いてあるから)、またできるだけ自炊するようにしましょう。
▶ 水素添加された油:大豆油、キャノーラ油、コーン油は非常に炎症を起こしやすく、副腎の炎症にもつながります。ココナッツオイル、オリーブオイル(ともにエキストラバージンのもの)、オーガニックのバターのような良い油だけを使うようにしましょう。
次に、栄養のぎっしり入った食品、しかも消化しやすく癒す性質を持った食品を摂っていきます。
副腎の健康によいスーパーフードは以下のようなものになります。
● ココナッツ食品(ココナッツオイル、ココナッツミルク、ココナッツフレークなど)(=よい油)
● オリーブ(=よい油)
● アボカド(=よい油)
● アブラナ科の野菜(カリフラワー、ブロッコリ、芽キャベツ、キャベツ、ホウレンソウ、ケール、その他「○○菜」とつくもの)
● 油の多い魚(天然鮭、サバ、サンマなど)(=よい油とたんぱく質)
● オーガニック鶏肉やグラスフェッドビーフ (=よい油とたんぱく質)
● クルミやアーモンドのようなナッツ類(=よい油)
● カボチャの種やチアシード、フラックスシードのような種子類(=よい油)
● ワカメや海藻類(ヨードが豊富なため)
● 海塩(特にケルティックやヒマラヤン海塩)
● レモンジュースやりんご酢(副腎が疲労すると酸の消費が甚だしいので体のpHを戻すため)
これらの食品には、どれも栄養豊富で糖質が低く、体に良い油と食物繊維が入っているので、副腎不全を克服するのを助けます。
2.副腎疲労サプリメント
副腎疲労を克服するもう一つの大きなカギは、正しいサプリメントを摂ることです。体を治すには、正しい食事をすることが大切ですが、土壌の消耗(同じ土地での農業のし過ぎや不健康な農法からくる)により、果物や野菜の多くは50年前と比べて栄養価がずっと低くなっています。農薬問題もあります。
それゆえ、副腎機能を取り戻すためには副腎の底上げをサポートしてくれる栄養が特に必要となってくるのです。
それらは:
• アシュワガンダ
• トゥルシー または ホーリーバジル (Tulsi or Holy basil)
• 甘草の根 (Licorice root)
(以上の3つが「ストレスへの適応力を高める効能がある」ハーブ、そのうちもっとも強力なのがアシュワガンダ)
• フィッシュオイル(EPA/DHA)
• マグネシウム
• ビタミンB群(特にビタミンB₅とビタミンB₁₂)
• ビタミンC
• ビタミンD₃
• 亜鉛
• セレン(抗酸化物質として働くミネラルで副腎をサポートする)
もちろん、これらの栄養素を全体食として丸ごと摂ってやることは副腎不全という症状にとって大きな助けになります。
3.副腎疲労のストレス軽減
最後になりましたが、副腎機能を回復するための最も大切なカギは、あなたの心と現在のストレスに耳を傾けてやることです。体の言うことを聞いてあげてください!
1) 疲れを感じたらできるだけ休むようにする
2) 毎晩8~10時間は寝ましょう
3) 遅くまで起きていることは避けて、規則正しい睡眠サイクルを保ちましょう――理想的には10時前にはベッドに入る
4) 毎日笑い、何か楽しいことをする
5) 仕事とそれに付随したストレスを最小限にする
6) カフェインと砂糖依存を減らしましょう
7) 運動をする(軽いエクササイズや歩くだけでも効果があります)
8) 否定的な人やセルフ・トーク(ネガティブな心のつぶやき)を避ける
9) 自分のために時間をとる(何かリラックスできることをする)
10)心的外傷の出来るような経験にはカウンセリングか誰かにサポートを求める
まず、自分の中で何がストレス要因となっているかを自覚することが大切です。紙に、自分がストレスだと思っていることを「全部」書き出してみてください。それは会社の上司かもしれないし、配偶者が自分に言ったことかもしれません、自分のスケジュールの中の何かかもしれません。
自分の心と向き合って、ストレス原因を見つけ出すこと、それからそれらをなんとか改善する方法を探します。もちろん、それらのストレスを全部なくすことはできませんが、例えば100%あったストレスが50%にすることができたとしたら、それだけで副腎の負担は減ります。
それと、セルフ・トーク(ネガティブな心のつぶやき)についてちょっと話します。私たちの体には、もともと自分を癒そうとする自然治癒力があります。しかし、私たちが発する言葉には体にとってものすごいインパクトがあり、その治癒力にも影響してしまいます。
あなたがどんな食餌法をしていようがサプリメントを摂っていようが、あなたが自分自身に始終自分はバカだ無能だ、とクソみそに言っているなら、それらの努力も台無しになります。それはまるで穴の開いたザルのように・・。 ですから、自分に優しくなりましょう。自分自身や他の人にマイナスなことを言うのはやめましょう。大切なのはポジティブな人といること、自分自身についてもポジティブでいることです。
最後に――
【 副腎不全の回復期間 】
副腎疲労への回復にはしばらく時間がかかります。結局、自分の副腎が消耗するのに何か月、あるいは何年もかかったのですから、また力を取り戻すのもある程度時間がかかることを覚悟しておいてください。
副腎の完全な回復までの時間は、以下のようになります:
・軽い副腎疲労 ―― 6~9か月
・中程度の副腎疲労 ―― 12~18か月
・重度の副腎疲労 ―― 〜24か月
最もよいのは、結果が長続きするために自分のライフスタイルを一時的ではなく、長い目で見て堅固に変えることです。あなたが健康的な眠り、食事、運動、楽しみ、ポジティブな環境というようなバランスの取れたライフスタイルを目指すなら、あなたの副腎はそれに応えてしっかりとその機能を果たしていってくれることでしょう!
