

抗カンジダ・ダイエット計画とは、以下の三つの必要不可欠な部分から成り立っていますーーそれらとは、
【①食生活を変えること、②天然の抗真菌剤、そして ③良質のプロバイオティクスを摂ること】です。
これらの三つすべてをほぼ同時期に行って相互作用させれば、カンジダを退治して体調がよくなる可能性は非常に高くなります。
ここで、プロバイオティクスがなぜそんなに重要なのでしょう。そして食生活におけるその役割とは一体何でしょうか?
プロバイオティクスは、あなたにカンジダ繁殖があろうとなかろうと、必要不可欠なサプリメントです。それは、腸内細菌叢を健康的なバランスに戻し、リーキーガットになることからさまざまな不調や慢性病につながっていくのを防いでくれますから、今健康な人もそうでないも、将来も健康であるために、万人がプロバイオティクスを摂ることを是非、生活の習慣にしてほしいと私からも強く願います。
ちなみに、プロバイオティクスは食品から摂ってもいいのですが、確実に腸に届けるために、また毎日コンスタントに摂るためには、私はあえてサプリメントを食事とは別に摂ることをお勧めします。その方が絶対に効果が早いし、いわゆる「健康へのカンニング・ペーパー」だからです。(この場合は誰もずるいと責めないし 笑)
また、外食などで悪い食事をとってしまった場合にも、プロバイオティクスサプリメントを普段より余計目に取れば、それをなかったことにするように、悪化した腸内環境の立て直しができます。
ここに、プロバイオティクスがカンジダに悩まされている人にとって、さらに助けになる3つの理由を列挙しました。
理由1: 免疫機能
体の器官はすべてつながっており、それぞれがコミュニケーションして補いあいながら体を外敵や病気から守っています。
実際、免疫機能の70~80%を腸が握っているということが近年の研究で分かってきましたが、2009年のペンシルバニア州立大学での研究で、「腸内の善玉菌が免疫機能を上げる」ということが発表されました。
プロバイオティクスをとることによって、カンジダに対しても、体の自然な防衛力を高めることができます。 プロバイオティクスは、今あるカンジダの増殖を抑えるだけでなく、将来にも再びかかりにくくなる、また他の病原菌からも身を守ってくれます。 体のカンジダ菌問題がなくなっても、摂り続けるといいというのはそういうところからです。
理由2: 腸の酸性度
プロバイオティクスに含まれる善玉菌は乳酸と酢酸を分泌しますが、これらが腸内を正しい酸性レベルに維持してくれます。なぜそれが大切なのかというと、カンジダは、アルカリ性の環境下ではイースト型から有害なカビ型へとその形を変えるため、胃腸内を正常な酸性度に戻すことが、カンジダの増殖を抑えることになるのです。(この際、よく言われるような「アルカリ性ダイエット」はカンジダに悩まされている人にとっては逆効果なのです!)
消化器官内がアルカリ性になってしまうきっかけはいろいろとありますが、その一番大きな理由が抗生物質の使用です。抗生物質は、腸内に棲んで酸を作り出しているアシドフィラスのような善玉菌を殺してしまいます。普通腸内の酸性度は、pH4~6ぐらいであるべきです(ちなみに血液のpHは7.35~7.45でこれよりずっとアルカリ性です)。
そこで、たとえ抗生物質が腸内の酸を作り出す善玉菌を殺しても、そのあとにプロバイオティクスをまた摂ってやれば、胃腸内を正しい酸性度に戻すことができ、それが胃の消化を助け、カンジダのような病原菌からも身を守ることにつながるわけです。
理由3: カンジダ菌を押し出す
プロバイオティクスを使う目的の一つが、腸内に善玉菌をいっぱいに増やして、カンジダなどの悪玉菌を「土俵外に」押し出してしまうことです。ちょうど抗生物質を使うと、善玉菌が死んで、急成長するカンジダが占拠してしまうのと同じように、プロバイオティクスで善玉菌を増やすと、カンジダの摂れる栄養と場所がその分少なくなって、締め出される感じでその勢いを削ぐことができます。
このために、カンジダをやっつけようするならプロバイオティクスを定期的・長期的に摂ることが大切になってきます。アシドフィラス菌やビフィズス菌のような良い菌を増やせば増やすほど、カンジダが増殖しづらくなって腸を占拠する可能性は減っていきます。
良いプロバイオティクス・サプリメントの選び方
近年、腸内環境の大切さが叫ばれるようになって、国内外で多くのプロバイオティクス・サプリメントが売られるようになりましたが、その内容を吟味してみると、菌の量や種類が絶対的に少なかったり、どのぐらい入っているかさえも書いていないサプリメントが多く見られます。
そこで、ここに良いプロバイオティクス・サプリメントの条件をいくつか挙げることによって、あなたが買うときの参考にしていただければと思います。覚えておいてほしいことーーそれは、プロバイオティクスは抗カンジダ・ダイエットの最も重要な部分だということです。ですから、ここでよく勉強しておきましょう!
Q1) 1カプセルにどのぐらい入っていたらいい?
これは、ブランドによって大きく異なるところです。あるメーカーでは1billion CFUs 入っているのもあれば、別のメーカーでは100 billion CFUs入っているものもあります。
ここで読み方を説明しておくと、1billionとは10億のこと、またCFUsとは(Colony Forming Units=コロニー形成単位)の略です。10億と聞くと多いように思いますが、これはプロバイオティクスとしては全然多くはありません! 良い腸内細菌叢を再構築・維持しようと思えば、1カプセルに少なくとも50 billions(500億) は入っていてほしいと思いますが、それ以上入っていると、今度はきついダイ・オフの心配が出てきますので、それは様子を見ながら増やしたり減らしたりするとよいでしょう。
基本的にプロバイオティクスは多いほど良いのですが、治療の最初は少なめのカウントから始めることをお勧めします。50 billions から始めてみて、ひどいダイ・オフ症状がないようなら、それを1日に2カプセルとっても構いません。また、カンジダ治療が一通り終わっても、長期的な健康のためには摂り続けてほしいですが、プロバイオティクスのサプリメントは高価ですから、今までよりも摂る量をもう少し減らしてみても構いません。それで調子が悪くなるようなら、また元の量に戻せばいいですし、うまくいきそうなら減らした量のままでいけばよいでしょう。
ちなみに、土壌菌由来のプロバイオティクス(SBO)はより耐性が強く、消化器官内を生き残って腸まで届く可能性が高いため、もっと少ないカウントでも大丈夫です。
Q2) 何種類ぐらいの菌が入っていればいいか?
プロバイオティクス・サプリメントには、1種類から15種類ぐらいの菌が入っているものまでいろいろあります。一般に、菌の種類が多く入っているほど良いと思われていますが、現在の科学では、実はそれが本当に体にいいのかどうかもよく分かっていません。
しかしながら、異なる種類の善玉菌は微妙に異なる機能を持っており、消化器官の様々な場所で相乗的に作用するために、複数の菌種の入ったプロバイオティクス・サプリメントは、1種類が大量に入った商品よりも全体的な健康にとって効果的かと思われます。最低5種類、出来れば10種類以上入っているものを選ぶとよいでしょう。
Q3)どの菌種が入っていればいい?
プロバイオティクスのラベルには、LやBで始まる菌種をよく見ますが、Lは乳酸菌( Lactobacilli )、Bはビフィズス菌(Bifidobacteria)のことを表します。L菌種は小腸により多く棲んでおり、B菌種は主に大腸に見られます。プロバイオティクスを選ぶときには、このL種とB種がたくさん入っているものを選んでください。
良いプロバイオティクス・サプリメントには、最低以下の三つの重要な菌が入っているはずです。
● L.アシドフィルス菌(L. acidophilus)-- これが乳酸菌の中で最も大切な菌で、小腸壁にすばやく棲み付き、乳酸を出す。これらの乳酸菌の作り出す酸性の環境が、カンジダ菌がカビ型に成長しにくい土壌を作る。ちなみに”Acidophilus”とはもともとラテン・ギリシャ語で「酸を好む」という意味。この菌は栄養吸収と消化を助け、免疫力を上げる。
● B.ビフィダム菌 (B.bifidum)ーーこれも一般的なビフィズス菌の一種。この菌は、成人の小腸・大腸内ともに見られ、赤ちゃんの体内に見つかる最初の菌でもある。消化、免疫力の底上げ、ビタミンB群の合成を助ける。これは特に加齢に伴う消化機能の後退によって重要となる。
● B.ロンガム菌(B. Longum)--ビフィズス菌の一種で、アシドフィルス菌と同じく、大人の消化器管内にいる最も一般的な菌。腸壁の統合的機能を維持するのを助ける。特に毒素を食べて掃除をしてくれる。
その他、入っていると好ましいのは:L. fermentum、L. Rhamnosusなど
Q4)そのプロバイオティクスは常温保存可能?
プロバイオティクス商品には、50 billions, 100 billions, 時には150 billion CFUs が入っていると謳っているものがありますが、気を付けなくてはいけないことが一つあります。それは、ラベルにこれだけ入っています、といくら書いてあっても、どのようにその商品が保管・輸送されてきたかで、実際にどのぐらいの生きた菌があなたの手元に届くかが大きく変わってくるということです。
例えば、あなたが各カプセルに50 billions CFUs の入った米国製のプロバイオティクスを買ったとします。それが、暑い時期に冷房のない倉庫で保管され、飛行機とトラックで長いことかかって空輸されたとしたら・・あなたのもとに届くころには、生きた菌は記載量の半分ぐらいになっているかもしれません。
ですから、プロバイオティクスのサプリメントがCFUsを記載通りに維持しようとするなら、コンスタントに冷蔵していくしかありません。ということは、冷蔵設備のある倉庫で保管され、冷蔵状態の包装やトラックで輸送され、実際に届いたら自宅の冷蔵庫で保管する・・これはお店にも言えることです。しかし実際は「要冷蔵」と書いてあるのに冷蔵されていないケースも多々ありますし、夜はもしかしたら「節電」のために冷蔵庫のスイッチを切っているかもしれません。
そこで、払うお金に見合ったものを摂るためには、「常温保存可能」なプロバイオティクスを買うことです。これらのプロバイオティクスは、温かい状態でもそのCFUsを維持できるように作られていますので、どのように保管・輸送されようが、記載通りの菌量があなたの手元に届きます。また、家でも冷蔵庫でなく他のサプリメントと一緒に並べておくことができます。
Q5) 他の原材料は?
プロバイオティクスの中には、「プレバイオティクス」といってプロバイオティクスのエサになる難消化性の食品が入っていることがあります。フラクトオリゴ糖(FOS)やイヌリンはその一つの例で、これらはカンジダの増殖を助長することなく善玉菌だけにエサやりをしてくれます。すべてのプロバイオティクスにこれらが配合されているわけではありませんが、普段の食事から必要なプレバイオティクスが摂れているか分からないとか、自信がない人はこういうプレバイオティクス入りのプロバイオティクスを選ぶか、プレバイオティクス・サプリメントを併せて摂るとよいでしょう。
ちなみに、チコリ・コーヒーは、イヌリンのよい供給源と同時にカフェインフリーですから、カンジダ・ダイエットにも最適な飲み物になります。
その他の原材料で、マルトデキストリン(血糖値を上げる糖)やセルラーゼ(セルロースを糖に分解する酵素)、デキストロース(ブドウ糖)と書いてあるものは、カンジダ菌のエサになりますから気を付けてください。
Q6) カプセルかパウダー、どちらがよい?
プロバイオティクス・サプリメントはカプセルかパウダーの形態でありますが、普通はカプセルがベストです。ともあれ、プロバイオティクスが、強い胃酸にやられることなく腸にまで届くような構造になっていることが大切です。また摂るタイミングも、その強い胃酸にまともにやられないよう、空腹時は避けて食事と一緒に摂るとよいです。その時の飲む水は、ろ過水か蒸留水にしましょう。水に塩素が入っていると、それがカプセルの善玉菌のいくらかを殺してしまうからです。
【 お勧めのプロバイオティクス商品 】
● うちのお店で販売しているSBOプロバイオティクス(土壌由来菌)はこちら
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