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効果が実証済みな、がんの自然治療法 ③ ~高濃度ビタミンC点滴療法~

ビタミンC点滴は、過去何十年もその効果が実証されて、すでに確立されているガン治療法です。医療専門家の中には取り合わない者もいますが・・。 多くの研究が示すように、この治療法には延命効果があり、QOL(生活の質)を上げ、従来のガン治療の副作用をも軽減してくれます。(Integrative Cancer Therapies, 2004; 3:294-300)

ビタミンC点滴の抗がん効果を見る研究の中で最も有名なのは、”Canadian Medical Association Journal” に発表されたもので、それは国立ガン研究所、国立衛生研究所、がん研究センター、McGill大学の研究者たちの貢献によります。

研究では、進行した末期がんの事例をいくつか取り上げており、高濃度ビタミンC点滴は予想以上に長期の寛解率をもたらしたことを発表しました。 B細胞リンパ腫という、普通は予後の非常に悪いガンである一つの事例では、患者がその診断後、10年も普通の生活を送ることが出来ました。また別の事例では、すでに全身に広がった、進行した腎臓がんを持つ患者において、一年後の経過観察評価でガンが消えていることが判明しました。従来の治療選択肢を取った場合、そのような結果は全体の1%ぐらいしかありません。(CMAJ. 2006;174:937-42) これらの発見は、ガン治療における高濃度ビタミンC点滴の使用を後押しするものです。

さて、ビタミンCは、どのようにガンと闘うのでしょうか? この疑問への答えとして、使用されるビタミンの量が関係してきます。低濃度(経口で薬として飲む)では、ビタミンCは免疫システムと傷の治りにおいて重要な機能を果たす強力な抗酸化物質程度です。しかし、高濃度(静脈注射でのみ可能)では、ビタミンCは細胞に酸化ダメージを誘発する、つまりガン細胞を自殺に追い込むのです。

これを具体的に見てみますと、高濃度ビタミンC点滴が血中に14,000 μM/lものビタミンCを送り込むのに対して、経口摂取ではビタミンC濃度が220 μM/lにしかなりません。

実際のガン細胞への効果をみる研究では、高濃度のビタミンC(静脈注射での)は、選択的にガン細胞には有毒ですが、正常細胞には害を及ぼしていません。(Proc Natl Acad Sci USA, 2005, 102:13604-9) この選択的毒性が起こるのは、ビタミンC点滴が、高濃度になると過酸化水素(オキシドール)の値を増やすためです。正常細胞は過酸化水素を分解する酵素(カタラーゼ)をもっているので全く変化はありませんが、ガン細胞はこのカタラーゼを持たないため、これによって死に至ります。(Histol Histopathol, 1997, 12:525-35) これは、健康な細胞や組織が無害のまま、ガン細胞だけをやっつけられることを意味します

保守的な腫瘍学者の中には、ビタミンCが化学療法の効果を弱めてしまうと主張する者がいます。化学療法が効くのは、ガン細胞を殺す酸化過程にあるのであり、抗酸化物質(ビタミンCのような栄養素)はその治療を邪魔する、というのが彼らの言い分です。しかし、実際はそうではありません。ビタミンCと化学療法を一緒に投与された患者が、ビタミンを受けなかった患者より悪くなったという臨床的証拠は今までにありません。事実、すべての臨床研究を見ても、全く反対のことが言えます。71の科学的研究を見直した論文では、抗酸化物質は実際化学療法剤の効果を高めたということが示されています。(J. of Oncol. 1999; 31:1201-1078)

医師はビタミンC点滴の使用が一般的になるにつれて、そのエビテンスを再検討せざるを得なくなるでしょう。それまで、補完的ガン治療に知識のある医療従事者と共に、その効果を実証する科学的研究や臨床試験を見ながらご自分で選択肢を模索してください。

国内でも、この高濃度ビタミンC点滴を行っているクリニックを探してみたら、いくつもあるようですね。 ただし保険適用外で、一回ごとに結構高額なようですが・・ こういう有効な治療に限って、いつも保険適用外です。将来は保険適用内にしてくれれば、化学療法で苦しまずに救われる人がぐんと増えてくると思います。

また、それと並行して、糖質の摂取を制限しながらビタミンCの豊富な食品をもっと摂ることで、癌の予防、またガンと闘う力がさらに強くなります。

ー ビタミンCの豊富な食品・トップ10 ー

1.グァバ  125㎎ (1日所要量100%以上) 一個

2.赤ピーマン  95㎎ (1日所要量100%以上) 切ったのを1/2カップ

3.オレンジ  82㎎ (1日所要量100%以上) 大1個

4.ケール  80㎎  (1日所要量100%以上) 1カップ

5.キウイ  64㎎  (1日所要量100%) 一個

6.青ピーマン 60㎎ (1日所要量100%)  切ったのを1/2カップ

7.ブロッコリー 51㎎ (1日所要量85%) 調理したのを1/2カップ

8.芽キャベツ  48㎎ (1日所要量80%)調理したのを1/2カップ

9.グレープフルーツ 43㎎ (1日所要量71%) 1/2カップ

10.イチゴ  42㎎ (1日所要量70%)  1/2カップ

参考資料:
・http://www.vitalitylink.com/article-chelation-therapy-2080-intravenous-vitamin-cancer-cells-dose-high
・http://www.soin-cl.jp/original18.html
・https://draxe.com/top-10-vitamin-c-foods/

 

 

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