説明
ピンクヒマラヤンソルトは、なぜ食卓塩よりいいのか?
ピンクヒマラヤンソルトは、一般的な食卓塩と比べて、ずっとバランスの取れた健康的な選択肢です。実際、高品質のピンクヒマラヤンソルトは、私たちが見つけられる最も純度の高い塩の一つです。それは、大体手で掘り起こされています。これは、不自然な加工がたくさんなされている食卓塩とは大違いです。
商業用の食卓塩は普通、97.5~99.9%が塩化ナトリウムです。一方、ヒマラヤ海塩のような高品質の未精製塩は約87%だけが塩化ナトリウムです。
ほとんどの食卓塩では、たった一つのミネラル(ナトリウム)と、添加されたヨウ素がいくらか、そして往々にして黄血ソーダのようなとても有害な固結防止剤ぐらいしか入っていません。多くの商業医用食卓塩にはまた、漂白工程も行われていて、アルミニウムやMSG(化学調味料)、その他人間の体に有害と思われる最悪な原材料を含んでいます。
ピンクヒマラヤンソルトとは、どんな塩?
ピンクヒマラヤン・ソルトは、本当にユニークな塩です。これは、単にピンクソルトと呼ばれたり、ヒマラヤ岩塩、またはヒマラヤン・クリスタルソルトと言われたりします。この塩は、ヒマラヤ山脈から約190マイル離れたパキスタンのパンジャブ地方からきた岩塩または「Halite(ハライトゥ)」のことを指します。この地方は、世界で最も豊かな塩田のひとつで、非常に古い土地です。地球が最初に形成された頃(40億年前の前カンブリア時代!)まで遡るほどの歴史を持つヒマラヤンソルトは、最初の海の残留物が干上がったもので構成されていると言われています。
ヒマラヤの結晶塩は、ヒマラヤ山脈の地下5000フィートにある塩鉱から採れたものです。これらの鉱脈の塩は、何百万年以上も恐ろしいほどの圧力下にあったため、99%以上純粋だと言われています。ピンクヒマラヤンソルトの色は、そのミネラルの内容によって変わり、その結晶はピンクだったり、白や赤もあります。ピンクヒマラヤンソルトは化学的には塩化ナトリウム(NaCl)ですが、NaClは「人や動物の健康に非常に重要なミネラル物質」と定義されています。
ヒマラヤンピンク・ソルトが含む微量ミネラルの数は84と言われたり60と言われたりしていますが、とにかくミネラルが豊富に含まれています。
一般的に、塩は体の細胞や神経伝達、消化機能が正常に働いたり、栄養吸収や老廃物の除去にも必要不可欠です。
ヒマラヤの岩塩鉱は、近代まで何百万年もの間人の手付かずでした。1849年、Dr.Warthというイギリスの鉱山エンジニアが、塩が堆積しているところまで届くトンネルをデザイン・構築したのです。それから現在に至っているわけですが、岩塩鉱は、おおよそ43平方マイルに渡っています。どのぐらいの塩が埋蔵されているか? この地域の塩量は、8千万~6億トンの間ぐらいだろうと推測されています。(当分採っても大丈夫!)
ヒマラヤン・ソルトの効能
1.呼吸器系問題を改善する
海に行ったときに、なんだか呼吸が楽になったように感じたことはありませんか?それは、海水や空気中に含まれる特定のナトリウムや微量ミネラルが、体、特に肺を乾燥・解毒して外に排出させてくれるからです。ちなみに中国医学では、塩は体を乾燥させて、腎臓を助けながら、尿に毒素を排出するとされています。
塩というものには抗菌・抗炎症特性があり、過剰な粘液を溶かして、粘液がなくなるのを早めたり、花粉のような空気中の異物を取り除く、そしてIgE値(免疫機能の過敏具合)を減少させたりします。(国立心肺血液研究所調べ)
よく、鼻炎や中耳炎を患った人がサーフィンで海の水にずっと戯れていると、いつの間にかそれらの疾患が治ってしまったということが聞かれますが、そのことからも、海水には抗菌・浄化作用があると言えます。
ということで、慢性的な呼吸器系疾患がある人は、頻繁に海に行くといいですね。
また、「ヒマラヤンソルト 洞窟」とグーグル検索してみると、今ではヒマラヤンソルトでできた塩の洞窟がアメリカ(そして世界中)のあちこちに見つかります。そこで人々は、ヒマラヤンソルトの持つ効能、特に呼吸器系の改善を経験することができます。
実際、この種の自然療法は「Halotherapy」と呼ばれています。ギリシャ語で「塩」を意味する”Halo”からきたこの塩による治療法は、塩の洞窟を模倣した空間の中で、ミクロサイズの乾燥塩を吸入します。これは、慢性気管支炎の治療に薬を用いずに成功している、大変有効な治療法となっています。
2.体のpH バランスを整える
ヒマラヤンソルトの10~12%は微量ミネラルで構成されていますが、そのミネラルには以下のようなものがあります:マンガン、マグネシウム、カルシウム、カリウム、塩素、ヨウ素(ヨード)、セレン、亜鉛、銀、金など。
ピンクヒマラヤンソルトの豊富なミネラル成分は、体のpH値を整えるのを助けます。
これは、大したことがないと思われるかもしれませんが、体のpHが正常な酸・アルカリの範囲内にある時、健康全体に大きな違いをもたらします。正しいpHは、免疫機能を保って良い消化を促します。ピンクヒマラヤン・ソルトは他の電解質とともにナトリウムも含んでいるので、血中のpHにも直接影響します。
3.消化を助ける
塩を飽和状態まで水に溶かした ”sole”(ソーレイと発音する、ヒラメじゃないよw)というものがありますが、それにヒマラヤンソルトを使うことができます。Soleは、「塩水フラッシュ」※をするときに使うレシピによく似たもので、瓶に、ヒマラヤンソルトをもうこれ以上溶けないというぐらいまで(約26%)入れた塩水です。
Soleを時々飲むと、まず消化器系に良いようです。それから消化器官を刺激して蠕動運動を起こしたり(なので、腸クレンズによく使われる)、胃酸のpHを整える、肝臓や膵臓での消化液の生産を助ける、代謝を統制したり酸・アルカリ性バランスを調和させたりするといわれています。
4.良い眠りをもたらす
ヒマラヤン海塩を摂ると、その高いミネラル含有率により、よりよい安眠が得られると言われています。これは信じがたいかもしれませんが、日々の食事に十分な塩を摂ることが、実際質の良い休息へのキーとなるのです。
遡ること1989年には、低塩分ダイエットが、不規則な眠りと夜中に何度も目が覚めてしまう原因になっているという研究結果がありました。低塩分ダイエット(一日約500㎎の)の人は、普通の食事(一日2000㎎のナトリウムを摂る)の人よりも10%眠りが少なく、夜に2倍起きてしまいました。高ナトリウムダイエット(一日5000㎎)の人は、普通食の人よりもさらに夜間の目覚めも少なく、長い眠りにつながりました。
シアトルにある、ワシントン州立大学のVitiello教授はそれをこのように説明します:
血中のナトリウムが少なくなると、血流量が減少します。すると、交感神経機能がそれを補おうと、活発になります。そのせいで、眠ろうとしている人は度々目覚めて、眠りに戻りにくくなるわけです。
だからといって、食事で塩をガンガン摂りなさいとは言いませんが、日常的に食事で塩を完全に避けたり、十分摂らなかったりすると、睡眠障害にもつながるということです。
その他、ヒマラヤンソルトの効能には以下のようなものがあります:
● 体内の水分量の統制
● 老化を遅らせる
● 健全な血糖値を保つ
● 細胞のエネルギー生産を促進する
● 脚のこむら返りを減らす
● 心血管の健康を助ける
● 副鼻腔関連の疾患を減らして副鼻腔の全般的健康を保つ
● 循環器系のサポート
● 骨の強度を改善する
● 健全な性欲を養う
● 化学的に生成された食卓塩に比べて、腎臓や胆のうの健康を促進する
ピンクヒマラヤンソルトの注意点
品質を保つために、塩は涼しい乾いた場所で、密閉した入れ物に入れて保管して下さい。また、ピンクヒマラヤンソルトは実に多くのミネラルを含んでいるので、体には大変有益なものですが、それでも塩ですから自然にナトリウムが多く入っています。ですから、他の塩と同様、摂りすぎないようにしてください。
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