【自家製】オーガニック・生はちみつ (600g)

生はちみつとは、蜂の巣から直接採ってきた、名前の通りそのままのハチミツです。一応、花粉や蜜蝋、死んだ蜂など不純物を取り除くためにフィルターはしてありますが、熱殺菌はしません。

生はちみつは、色が濁っていたり半透明です。それは、その分いろいろと入っているからですが、食べても安全です。

純度100%のはちみつは、腐らないので賞味期限がありません。実際に、古代エジプト人はミイラ造りの防腐剤としてはちみつを使用していましたし、ピラミッドから発掘された３千年前のはちみつが、全く変質していなくてまだ食べれる状態だった、というくらい、はちみつには強力な殺菌力があります。

その理由は、水分量が20%とかなり少ないのに対して、糖度が非常に高いので、菌が繁殖しづらいということと、ミツバチの唾液に含まれる酵素（グルコースオキシターゼ）で過酸化水素が発生し、その酸化力で菌の繁殖を防いでいるそうです。すごいですね。蜂の科学！

一方、一般のハチミツは透明でなめらかです。熱殺菌が、ハチミツの見栄えを良くしたり、人間の設定した規則上で賞味期限を長くしたり、ハチミツの味に影響するイースト菌を殺したりしています。

生ハチミツには、さまざまな効能を持つ原材料がつまっています：

　　　   ●　花粉　ーー　抗酸化・抗炎症効果がある

　●　プロポリス　ーー　巣をつくる時に入り口からばい菌が入らないよう抗菌ファイアウォールをつくるための樹脂のような物質

　●　10種類のビタミン（ビタミンＢ1・ビタミンＢ2・ビタミンＢ6・葉酸・ニコチン酸・パントテン酸・ビオチン・Ｃ・Ｋ・コリン）

　●　ミネラル（27種類）

　●　天然酵素（80種類）

　●　アミノ酸（22種類）

　●　抗酸化物質

これらは、熱殺菌によって壊され、その効能がかなり落ちてしまいます。なので、例えそれがオーガニックハチミツであろうと、特定の花から作ったハチミツであろうと、生ではないハチミツは、ただの砂糖を食べるのと同じになってしまうのです。そこを見落としている人が、非常に多いことが残念です。

実際、生はちみつは、食べて体にいいだけでなく、外傷に塗ったら傷を早く治したりばい菌を殺したりしてくれます。（グルコン酸と過酸化水素の殺菌作用）

また、喉が痛い時に取ると喉の痛みを和らげたり、咳を鎮めます。（抗炎症作用）

それから、ハチミツダイエット、というダイエット法もあるぐらいです。これは、寝る前にハチミツを摂取すると、なんと痩せ体質になるそうです。

これは、ハチミツが：

　●　「成長ホルモン」を分泌させて脂肪燃焼を促進する

　●　血糖値の上昇を抑える作用がある！

　●　「ポリフェノール」が脂肪の代謝を高める

　●　腸内環境を整える

　●　ストレスを軽減

からだそうです。　甘いハチミツで太りそうなものなのに、意外すぎますね。　まあ、なんでも摂りすぎは禁物で、寝る前に摂る量は大さじ1杯ほどでいいそうですが。

それから、生はちみつには花粉や巣の欠片など、いろいろ入っていたりしますから濁った色なわけですが、地元の生はちみつを摂っていると、その花粉で身体に抗体ができて、花粉症シーズンになっても症状が出なかったり軽くて済んだりするようです。花粉症がひどい人には是非トライしてほしいものです！

ただし、生はちみつも、そうでないハチミツも、微量のボツリヌス菌を含んでいることがあります。これは、ボツリヌス中毒症という一種の食中毒を引き起こしますから、1歳以下の赤ちゃんにはハチミツを与えないでください。