説明
◆ ギー(Ghee)とは?
ギーの原料は牛、水牛、ヤギのミルクです。
ミルクを沸騰させて煮沸殺菌し、その後乳酸発酵させて発酵無塩バターである「マカーン」が作られます。
その「マカーン」をじっくり加熱して溶かしたものをろ過し、タンパク質・水分・不純物を取り除いた「溶かしバター」のことを「ギー(Ghee)」といいます。
簡単にいうと「ギーはバターを加熱してろ過したもの」です。
このギーはアーユルヴェーダで万能オイルとして何千年も利用されてきました。
インドの他にもアフリカやアジアの一部の地域でも利用され、アーユルヴェーダにおいてギーは最も優れたオイル、「最高の油」とされており、その効能の理由が最近の研究で次々に解明されてきています。
香ばしく甘い匂いが特徴で、食用だけではなく、マッサージをするときに塗る油としても使用されるなど、さまざまな場面で利用されています。
近年では、「次なるココナッツオイル」とも言われ、アメリカではセレブの間で人気が高まっています。
◆ ギーは、美味しいだけでなく、これだけの効能があります:
1. 煙点が高い(250 °C 482 °F)
バター(煙点=120~140 °C)や他の多くのオイルと比べ、料理で熱しても活性酸素や他の有害な物質が出にくく炒め物やフライに使うのにも適しています。
2. 不純物を含まないため、保存に適している。
100年も保存されているギーがあるほどです。
3. 味はバターなのに、乳製品やチーズアレルギーを起こしにくい
オーガニックギーはオーガニックバターから作られますが、乳固形分、ラクトース、チーズの原料となるカゼインやその他の不純物が除去されているため、乳アレルギーやチーズアレルギーの方でもアレルギーを起こさず摂取出来る場合が多い。
4. 高い栄養価
動脈硬化や老化を防ぐ“抗酸化作用”があるビタミンA、Eが多く含まれます。
5. 共役リノール酸が多く含まれ、ダイエットに最適。
共役リノール酸は蓄積した脂肪を分解、燃焼、抑制する働きがあるといわれています。
一般の食品の中では主に乳製品(牛乳・バター・チーズ・ヨーグルトなど)に含まれており、体内でつくることはほとんどできません。
6. Ghee(ギー)にはココナッツオイルのような栄養価があります。
Ghee(ギー)には消化を助ける短鎖脂肪酸と共に、ココナッツオイルに含まれる、中鎖脂肪酸が多く含まれます。中鎖脂肪酸は炭水化物のように肝臓に直接取り込まれエネルギーとして燃焼されます。
アスリートは、Ghee(ギー)を炭水化物と同様にエナジーソースとして使用出来ます。
脂肪になりにくく、エネルギーに転換しやすい中鎖脂肪酸を多く含み、また、脂肪を分解、燃焼させる働きがあるといわれる共役リノール酸とのダブル効果でダイエットという訳です。
◆ また、「全米ナチュラルヒーリング協会」発表の身体に良い油脂ベスト5で、No.1に輝いたのはGhee(ギー)!
The Best 5 Fats
第一位 Ghee
第二位 Avocado Oil
第三位 MCT Oil (Coconuts Oil, Palm Oil)
第四位 Macadamia Oil
第五位 Raw Cacao Butter
◆ ギーの使い方
- 炒める際の油として使う
- トーストに塗る
- 料理の上にかける
- コーヒーなど温かい飲み物に入れる(ブレットプルーフ・コーヒーの作り方はこちら)
- 火傷をしたところに塗る
- 傷のあるところに塗る
- 眠れないときにおでこに塗る
- 疲れ目や乾き目など、目のトラブルがあるときにまぶたに塗る(目に入らないように注意!)
- 通常のバターと同じように使えるし、マッサージオイルとして肌に塗っても良い。
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